このブログでRoy Orbisonの「Black & White Night Live」を連載中ということもあり、朝起きた時も夜寝る前もこのアルバムを聞くことが日課になってもう久しい。だから当然のこと自分でも歌いたくなるのは人情。
米国では「ザ・ヴォイス」と呼ばれたり「20世紀最高の歌手」とも言われる彼の曲を素人が歌いこなせるなんて思っていないし、他人に聞かせて褒められたいなんてスケベ心がある訳じゃない。ただ彼の人物像に心酔し彼の歌が好きでたまらなくなったので、歌いこなせない事は当然のこととしてCDを聞きながら一緒に歌えたらもっと楽しいだろうと考えたのだ。
さて話を元に戻す。当日はLIVE DAMという機種だったらしい。サザカラ以外にはカラオケに行ったことが無いのでよくわかっていない。Roy Orbisonで検索してみると5曲しかヒットしない。生歌とかなんとかでダブってるのを除けば実質3曲しかない。
なんじゃコリャ~!!!
最低でも20~30曲くらいは練習したいと意気込んでいたのでスッカリ意気消沈。
自分にとってはそんな大事件があったので、その後ネットでいろいろ調べてみたら思わぬ事実が判明してきた。どうも自分がやろうとしていたのは「洋楽カラオケ」というカラオケの中でも特殊なジャンルに区分されるらしい。
さらにその「洋楽カラオケ」に用意された曲は日本でも認知度の高い大ヒット曲にかなり限定されていること。
従って英米とその評価において大きな乖離があるRoy Orbisonに関しては3曲のみしか収録されていないという信じられない結果になっているということ。
カラオケの主流3機種はどこも似てるらしいので何とかその壁を打ち破る方法はないかとネットで調べた。そうすると東京には六本木と新橋に「洋楽カラオケバー」なるものがあるらしいとわかった。入場料とドリンクで最低でも3時間で1500円。ただしそれに加えて1曲歌うごとにお金を払うしステムらしい。ダンスも出来るらしいが純粋に歌を楽しみたい自分にとってはどうも引っかかる。まだレーザーディスクのカラオケで1曲ごとにママに100円払って歌っていた遠い昔の時代を思い出させる。さらにその「洋楽カラオケバー」でさえRoy Orbisonの曲はやっと20曲程度しか入っていないらしい。
サザカラでKUWATA BANDの英詩曲をレパートリーにしていた自分にとって英語で歌うことは決して特殊なことでは無くなっていたのだが、まさかRoy Orbisonの曲をカラオケで楽しみたいと思ったとたん大きな障壁に遮られてしまった。オールディズの日本では誰でも知ってるヒット曲なら歌えるようだが、少しでもレアでマニアックな曲を歌おうとするとこんな苦労が待っていた。
この問題の根源には英米と日本のRoy Orbisonに対する彼我の評価の差の大きさがあると感じるのは穿ち過ぎであろうか。
覆面バンドTravelling Wilburysを含めたRoy Orbisonの曲がどのカラオケ店でも当たり前のように歌える時代はやってくるのだろうか?
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