「ひつじだよ!全員集合!」
サザンオールスターズの年越しライブ、ビューイング(渋谷)に行って来た。4日間しかないチケット争奪戦については既述の通り。
21時半上映開始となっていたので10分前くらいには着席出来れば良いとゆったりした気分で渋谷に着いた。数年前からカウントダウンの騒乱状態が報道されているスクランブル交差点だけに警察の機動隊の姿ばかりが目に付く。10人くらいの隊列を組み移動している。車道には機動隊の車両で溢れかえっている。騒乱状態を押さえ込もうという当局の並々ならぬ決意が明らかである。
それでも21時過ぎはまだ歩けたので、上映館であるTOHOシネマズ渋谷には順調にたどり着いた。109とは道路を挟んだ向かいというわかりやすい場所だ。
着席すると間もなくライブが始まった。キャッチフレーズは「ひつじだよ!全員集合!」
今回の特色はバックステージにも客席を設けているので正面からの映像にバックステージの客席の反応も写っていて楽しめるようになっている。
開始からのつかみの3曲はいつもサザカラで歌っている曲なので一緒に歌いながらスンナリ入っていけた。セットリストは最後にリンクを張っておくが、意外な選曲が何曲もあった。
11月のサザカラで「愛と欲望の日々」が歌われた時に、定番曲なのにライブでは歌わないのはどうしてなんだろうと話題になった。丁度そんな会話をしたばかりだったので、心の中で「おー!」と思わずうなった。
「マチルダBABY」のような舞台演出で盛り上げる定番曲が姿を消し、サザカラでしか歌われないだろうと思ってた「ボディスペシャルⅡ」「Computer Children」「怪物君の空」その他のマニアックな曲がいくつも出てきた時には一緒に歌えて感動した。上映開始前に心構えとして拍手手拍子、そして一緒に歌いましょうと呼びかけがあったので「歌って良いんだな」と正直に受け取った。ところが周辺の客はライブでお約束のアクションは積極的だが、あまり歌わないので残念ながら声は少し抑え気味にした。最後まで一人もスタンディングにならなかったのは意外であった。
全体としての感想だが今までのライブ路線からの転換の意図が窺えたような気がするのは穿ち過ぎであろうか。
途中で紅白の中継が入ったり、「勝手にシンドバッド」が終わってからのカウントダウンがあったり年越し特有の演出も楽しめた。ところが終わって外に出るとスクランブル交差点周辺を機動隊が封鎖しており近づけない。そのため帰路は迂回経路で帰ったので1時には布団に入れると思ったのが1時過ぎになってしまった。
ライブ・ビューイングは初めての経験であった。終わってからの足のことを考えると非常に楽だし、会場の臨場感も味わえた。ステージから一番遠い最悪の席で見るよりは、アップで細部まで見えるのでこれからも利用する価値ありというのが正直な感想。ツアーで一回は最悪の席でも会場に行きたいが、ビューイング利用と合わせて楽しむのも良いのではなかろうか。
年越しライブのセットリスト
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